2023-10-11 07:00 テーマ:エロい話
「噛んで…」
はるかは、帰り支度を済ませた男の腕に手を添え懇願した。
潤んだ瞳は、男の帰宅への焦りを一瞬にして相殺し、
男は「どこがいい?」と聞き返した。
はるかは、彼女の人生で初めて自分から噛み跡を要求したことを知っているのだろうか?
男ははるかの服をあげ、
白く透き通る背中をさすり、
肩甲骨と背骨の間に唇を寄せ,
噛んだ。
「あぁっ…」
はるかは背中を反らせ、痛みに耐える。
次第に強くなっていく顎の力…
痛い、痛い,痛い……!!!
声は悲鳴に変わり、
しかし体だけは逃げないように,じっと我慢し続ける…跡がしっかり残るように…と。
やがて男は体を離し、
はるかの背中についた歯跡を撫でる。
「いたっ」
ピリッとした痛みがはるかの背中を走る。
その痛みに、跡が残ったのだと分かりなんとも言えない幸福感が身体中を駆け巡る。
はるかは、その後も夜まで、言葉では表現できないような多幸感に包まれていた。優しくて柔らかいオーガ ズム…
夜、家のことは何もせずにベッドに潜る。
今日は,今日だけは…
この背中に残るあなただけを感じながら、
眠らにつきたい…