【お正月3が日特番②】理想のセッ クス相手



NEW!2023-01-02 07:00 テーマ:セックス

ameblo.jpの続き。

初男はメールを確認し、ホテルへ向かった。

素人女を買うことは日常茶飯事だが、

自らの年齢を考えると、毎回顔をあわせる前のこの時間は緊張をする。

無事部屋にはいると初男はソファに腰掛け、安堵のため息と共に「じいさんだから、引かれるかと思いましたよ」と笑みを漏らした。

言われてみれば、確かにしわくちゃの手と丸まった背中に老いは感じられたが、はるかは特に気にしなかった。

一緒に湯船に浸かるふたり…

初男は頑なに手を出さない。

というより…「そういうもんだ」と思っている。

若い頃から風俗には通ってきた。

しかし、素人に手を出し始めたのはここ数年…

妻に「あなたには抱かれない」と(まあ、ずっとシテはなかったが)最終宣告をされてからだ。

寂しくて、マッチングアプリで素人娘を買い漁った。

と言っても、基本的には「待ち」なので、声をかけてくる女性ばかりなのだが。

そのせいか、女たちは初男に触りもせず、キスもなく、ただ股を開き、鳴きもせず、15分ほど突かせたら、初男が射 精しててもしてなくても、部屋をあとにする…

そんな感じばかりだったので、「そういうもんだ」と思っていた。

一方はるかは「これでは始まらないのでは…」という不安にかられ、

初男の目を見つめ、キスの催促をし…

ふたりは湯船の中でファーストキスみたいな接吻をした。

はるかが小さく声をあげると、初男は関を切ったように舌を絡め乳房を掴み、顔を高揚させ叫んだ。

「こんな子を探してたんだ!!!」

ベッドへ移動し、はるかを横たえ、初男は震える腕で自らを支えながらはるかを一生懸命責め上げた。

「みんな鳴いてくれないんだもの」とふと初男は寂しく漏らす。

その切ない本音にはるかは苦笑いした。

「そういう女性たち」はそもそも鳴くこと、感じることを「しない」と決めているのか、「感じることに意味を見いださない」のかそのスタンスははるかには理解不能だったが、

確かに…赤子のように乳首を貪る感じも、口も顎も押し付けるク ンニも、突き続ける下半身も、声を上げるには十分だったが、

体の底から涌き出るナニカはなく、

単調に続く愛撫に、

はるかですら「若干の演技」を含まなければならなかった。

それほど…

この男に何が欠けていたのか…

このときはまだ分からなかったが、1時間後はるかは理解することになる。

騎乗位で乳首を舐められながら、初男は果てた。

そして、そのまま宙を仰ぎながら

「これでやっと辞められる…」と呟いた。

思い返せば、どれくらいの労力と時間と金額を費やしてきただろうか?

時には、東京まで会いに行き、15分で帰されたこともあった。

地元の駅でまたされ続け、バックレられたことも…

毎回毎回「もうやめよう、これでやめよう」と思いながらもやってしまう。

鳴きもしないオマン コに「セック ス出来るだけでもマシ」と言い聞かせ、腰を振る、労働。

でも、ついに、理想の人に会えた。

キスもして、手も繋ぎ、笑いあって談笑も出来、そしてなによりいい声で鳴いてくれる人。

しかし、そんな至福の思いも束の間、一瞬にして不安が襲う。

「こんなおじいちゃんとはもう会ってくれませんよね?」

「えっなんでですか?全然、また会いましょう!」とはるかは応えた。

それは、はるかの本心であった。

初男はホテルから駐車場へ向かうとき、真っ青な冬の空を晴れやかな気持ちで見上げた。

明日の記事へ続く。


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