NEW!2023-01-02 07:00 テーマ:セックス
自らの年齢を考えると、毎回顔をあわせる前のこの時間は緊張をする。
無事部屋にはいると初男はソファに腰掛け、安堵のため息と共に「じいさんだから、引かれるかと思いましたよ」と笑みを漏らした。
言われてみれば、確かにしわくちゃの手と丸まった背中に老いは感じられたが、はるかは特に気にしなかった。
妻に「あなたには抱かれない」と(まあ、ずっとシテはなかったが)最終宣告をされてからだ。
と言っても、基本的には「待ち」なので、声をかけてくる女性ばかりなのだが。
そのせいか、女たちは初男に触りもせず、キスもなく、ただ股を開き、鳴きもせず、15分ほど突かせたら、初男が射 精しててもしてなくても、部屋をあとにする…
そんな感じばかりだったので、「そういうもんだ」と思っていた。
一方はるかは「これでは始まらないのでは…」という不安にかられ、
はるかが小さく声をあげると、初男は関を切ったように舌を絡め乳房を掴み、顔を高揚させ叫んだ。
ベッドへ移動し、はるかを横たえ、初男は震える腕で自らを支えながらはるかを一生懸命責め上げた。
「そういう女性たち」はそもそも鳴くこと、感じることを「しない」と決めているのか、「感じることに意味を見いださない」のかそのスタンスははるかには理解不能だったが、
確かに…赤子のように乳首を貪る感じも、口も顎も押し付けるク ンニも、突き続ける下半身も、声を上げるには十分だったが、
このときはまだ分からなかったが、1時間後はるかは理解することになる。
思い返せば、どれくらいの労力と時間と金額を費やしてきただろうか?
毎回毎回「もうやめよう、これでやめよう」と思いながらもやってしまう。
鳴きもしないオマン コに「セック ス出来るだけでもマシ」と言い聞かせ、腰を振る、労働。
キスもして、手も繋ぎ、笑いあって談笑も出来、そしてなによりいい声で鳴いてくれる人。
「えっなんでですか?全然、また会いましょう!」とはるかは応えた。