フォーリンラブ



2019-11-14 07:00 テーマ:恋愛

前ブログの、相席ラウンジで知り合ったリョウジさんとカラオケに行って、手を握られても拒否しなかった私に「いけるかな」と思ったんだろうね。

当日目深に帽子をかぶっていた私に

「帽子取らないの?顔がよく見えないよ」と言ってきたリョウジさん。

「え、だって、1日かぶってるから、髪の毛ペチャンコだし、恥ずかしいよアセアセ」と

帽子を深くかぶり直す私…

「えーいいじゃん」と手を伸ばす彼。

「やーだー」と逃げる私。

追いかける彼。

雰囲気は、リゾートの海辺でじゃれ合うカップル。

不思議だよね。

無理やりで「やだ!」って思っても不思議じゃないシチュエーションだったのに、

一気にキュン死にするかなってするくらいにときめいた。

そして、おそらく、それは彼もなの。

ほんとに、不思議。

その瞬間、ふたりは恋に落ちたの。

っていうのが、手に取るように分かった瞬間。

壁際に追い詰められたら私。

抵抗しようと伸ばした手を彼が優しく握り壁に押し付けられる。

壁ドンじゃないけど…

彼の顔が近い……

息が止まる。

2人の目が合って、

2人の笑顔が2人から消える、そして…

彼は私の唇に彼の唇を重ねた。

かぶってた帽子が落ちる…

私は、なぜか切なくて切なくて、

されるがままに唇を預けた。

初恋みたいな、優しいフレンチキス…

そして彼は「ホテルいこっか」と優しく微笑んだ。

つづく。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です